月が地球に接近し、
普段より大きな満月が観測される
「スーパームーン」
幻想的な天体イベントですが、
実は「地震」と関係があるという
恐ろしい話もあります。
スーパームーンと地震の関係は?
スーパームーンの日には
非常に大きな満月が現れます。
月というのは神秘的で、
いつもより大きかったり
色が赤くなったりすると
なんとなく恐ろしさを感じます。
そんな恐ろしさからなんとなく
地震の前兆だなんて話が
出てきたのかと思ったのですが・・・
スーパームーンと地震に
関係があると言われる根拠は
そんなオカルト的なものではなく、
説得力を感じるものでした。
その根拠というのは「引力」
月や太陽というのは
地球の引力に大きな影響を及ぼしています。
海面の水位は満潮と干潮を繰り返しますが、
それは月が地球に及ぼす引力によって
生じていることがすでにわかっています。
実は海面と同様に、
陸上でも同様の現象が起こっているのです。
通常であれば月の引力は
地震を引き起こすほどではありません。
しかし、既に地下で歪みが発生していれば
月の引力によって地震が起こる可能性も
十分考えられるというのです。
さらにスーパームーンの場合は
通常よりも月が地球に近い訳ですから、
引力はいつもより強くなるのです。
これがスーパームーンが地震に
関係があると言われる理由なんですね。
2016年11月はニュージーランドで!
2016年11月14日はスーパームーンです。
そして11月14日午前0時頃、
ニュージーランドで地震が発生しました。
マグニチュード7.8という
大きな地震です。
マグニチュード6以上の余震も
頻繁に起こっています。
もちろんスーパームーンだけが
原因だとは思いませんが、
このタイミングでの地震というのは
やっぱりスーパームーンの影響も
あるのではないかと考えてしまいますよね。
ちなみに東日本大震災の前にも
ニュージーランドで地震がありました。
そして東日本大震災が起こった
2011年のスーパームーンは3月20日。
やっぱり関係を疑ってしまいます。
過去の事例は?
過去にもスーパームーンの際に
大きな地震が起こった事例はあります。
2004年12月26日にスマトラ沖地震では
1月10日にスーパームーンを観測。
2010年2月27日のチリ・マウレ地震では
2月28日がスーパームーン。
阪神大震災が起こった1995年1月17日は
まだ「スーパームーン」という
呼び方こそされていませんでしたが、
大きな満月だったと言われています。
2016年11月14日のスーパームーンは
68年ぶりの大接近。
68年前に地震は起こったのでしょうか?
68年前のスーパームーンは1948年1月26日。
その前後に発生した地震を調べたところ・・・
1月22日にフィジーでマグニチュード7.0、
1月24日にフィリピンでマグニチュード7.8、
1月27日にフィジーでマグニチュード7.2、
1月28日にインドネシアでマグニチュード6.5
やはり68年前のスーパームーンでも
大きな地震は発生していたようです。
なんだか怖くなってきましたね。
2016年11月はすでにニュージーランドで
大地震が発生していますが、
ニュージーランドの後に日本でも
地震が起こることも多いので
用心するに越したことはありません。
備えあれば憂いなし、
防災グッズを確認しておいた方が良さそうです。
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