ひな祭りに飾る雛人形は、早く片付けないと婚期が遅れると言われたりもしていますね。
では、雛人形を出す日はいつが良いのでしょうか?
周りの人に聞いてみるといろいろな説があるようだったので、気になって調べてみました。
雛人形を出す時期はいつから?
雛人形を出す日というのは明確に決まっているものではありません。
ただ、ひな祭りの1週間前までには飾り付けを済ませるのが一般的のようです。
ひな祭りの1週間前よりも早く雛人形を飾り付けてもOKですが、早くとも立春より後とされています。
立春の前日は節分なので、厄を祓う節分の行事で清めた後に春を迎えて雛人形を飾るということですね。
大安吉日を選ぶという人も多いですが、それは特に決まりという訳ではありません。
縁起を担ぐという意味では、2月19日頃の「雨水の日」が良いと言われています。
「雨水の日」というのは雪が雨に変わり春の訪れを感じるという意味で、良い伴侶に恵まれるという言い伝えがあるのです。
その「雨水の日」に関連付けて天気は雨の日が良いと言う人もいますが、雛人形は湿気に弱いデリケートなものですから天気は雨や雪ではなく晴れの方が良いと思います。
場所や方角は決まってる?
雛人形を飾る場所には特に決まりはありません。
和室や床の間が良いのかと思っていましたが、決まっている訳ではないそうです。
雛人形には「我が子の成長を見守る」という願いが込められているものですから、子供が長い時間を過ごす場所が良いと思います。
恵方巻きのように縁起が良い方角に雛人形を向けるなどの作法もあるかと思いましたが、方角も特に決まりはないとのこと。
ただ、雛人形が痛むといけないので、直射日光やエアコンの風が当たる場所や向きは避けて飾る必要があります。
決まりや作法ではないですが、風水を気にする人の間では玄関に飾るのは良くないと言われているようです。
風水的には玄関は運気の入ってくる場所ですが、人の形をした人形が玄関にあるとせっかく入ってきた運気が人形に流れてしまうんだとか。
風水を気にしなくても玄関は湿気が多い場所でもありますから、雛人形を飾る場所としてはあまり適しません。
雛人形を飾るのはいつまで?
雛人形を片付けるのが遅れると婚期が遅れると言われているので、いつまでに片付ければ良いのか悩みますよね。
しかし婚期が遅れるというのは実はただの迷信です。
なので早く片付けることにこだわらず、天気の良い日に片付ければ良いと思います。
早く片付けたいからと言って雨の日に片付けると雛人形に湿気が残り、せっかくの雛人形が台無しになってしまいます。
目安としてはひな祭りが終わってから、だいたい2週間以内に片付けるのが一般的です。
3月6日頃には「啓蟄の日」という、春の暖かさを感じて虫が外に出てくるという意味を持つ日があります。
この「啓蟄の日」に雛人形を片付けるという人も多いです。
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