目上の人への年賀状のマナーは?意外と知らない挨拶のルール!

最近は年賀状はメールやSNSで済ませるというのが
すっかり主流となっています。

ですが、目上の方への年始の挨拶というと
やはりメールやSNSよりも
きちんとした年賀状を出したいものですね。

意外と知らない年賀状のマナー!

 

新年のお祝いの言葉を「賀詞」といいます。

「賀正」「迎春」といった言葉が思い浮かびますが
実は目上の人への年賀状ではNG!

何気なく書いている言葉ですが、意味としては
「賀正」=「正月を祝います」
「迎春」=「新春を迎えました」というように
二文字の賀詞は事実を述べているだけです。

「謹賀新年」=「謹んで新年をお祝いします」
「恭賀新年」=「恭しく新年をお祝いします」というように
四文字の賀詞には敬意が込められています。

四文字の賀詞は敬語の挨拶になりますので
目上の人への年賀状には
四文字の賀詞を使用するのが好ましいですね。

「新年あけましておめでとうございます」は間違い!?

 

「新年あけましておめでとうございます」というのは
年賀状ではよく見かける文章ですが
「新年」と「あけまして」が重複になります。

「新年おめでとうございます」
もしくは「あけましておめでとうございます」
正しい賀詞です。

目上の人への年賀状の場合は
「あけましておめでとうございます」を使用してもOKですが
「謹んで新春のお喜びを申し上げます」とすると
より丁寧な印象になりますね。

 

添え書きや年号はどうすれば良い?

 

年賀状を書く場合にはまず「賀詞」
そして挨拶やお礼などの「添え書き」
最後に「年号」を書く必要があります。

添え書きは句読点を使用せず書きましょう。
年始めの挨拶に「区切りをつけない」という意味があるそうです。

「元旦」「新年最初の朝」という意味があり、
つまりは1月1日のことを指しています。

なので「1月1日元旦」と書いてしまうと
「1月1日」を2回書いていることになるのです。

したがって「令和●●年元旦」もしくは「令和●●年一月一日」
あるいは「20●●年元旦」などと書くのが正しい年号となります。

他に気をつける点としては、
お葬式を連想させる黒縁のデザインや
弔事を連想させる薄墨の使用は避けましょう。

そしてもちろん誤字脱字がないかはきちんとチェック!

年賀状は1月7日までに届けば失礼にはあたらないとされていますが、
やはり早めに届くのが望ましいでしょう。

年賀状が元旦に届くようにするには
12月25日までには投函する必要があります。
早めの準備を心がけましょう。

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